マワリテです。今日は「ありがとうの神様」をさんぽします。
この本に出合ったのは約10年前です。子育ての真っただ中で子供がお昼寝をしている隙に少しづつ読み進めていました。最近、あらためて「感謝」が大切だと感じることが多く、「ありがとう」と言えば正観さんなのでもう一度読み返したところ再発見がたくさんあったのでシェアしたいと思いました。
この本は「はじめに」に正観さんがこの本で言いたいことが全てまとめられています。なので、立ち読みで「はじめに」さえ読めばOKとも言えます。さすがにもう少し解説が欲しいな、という場合は中身をめくることで正観さんがそう言うに至ったエピソードと共にじっくり知ることができます。
今回は章ごとに、各章でイイナと思った部分を紹介します。
第1章 否定しない、怒らない、イライラしない
正観さんは大切なキーワード(単語)の頭の文字をとってまとめるのが得意です。「こ・ひ・し・た・ふ・わ・よ」は中でも有名で、心地よい、ひかれる、しっくりくる、楽しい、腑に落ちる、ワクワクする、喜びを感じる、と全部覚えるのは大変なのでこのようにまとめてもらえると思い出しやすくてとても助かっています。
この章でも「い・ど・お」とまとめて紹介してくれています。「い・ど・お」とは、威張る、怒鳴る、怒るです。これらはもちろんされたら嫌な気持ちになるし、自分が他人にすることもいい気分ではありません。これらの感情は正義感、使命感からくるものだと正観さんは指摘します。
自分を律するために正義感、使命感を持つのは自由ですがその「~すべき」「~であるべき」という価値観を他人に振り回しては周りを傷つけてしまう。真面目な気質の日本人が陥ってしまいがちな気がします。
言わないと決めました
もう1つこの章で注目したいのは「五戒」です。正観さんは口にしないようにしたい、不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句の5つを「五戒」としてまとめています。何があってもこの「五戒」は言わない、うっかり言ってしまうこともあるので、言ってしまったことに気づいたらすぐに撤回するとセーフだそう。
「五戒」を言わないを実践するのはなかなか大変です。わたしはこれらを言うためにママ友と会ったり、実家へ帰ったりしていたのだから。「五戒」を言うことで助けられてきたとさえ感じていました。けれどこれからは言わない方へ方向転換したいと思います。今は「五戒」を言わないと現実がどのように変わっていくのかに関心があります。
上級レベルの感謝とは
1章でどうしても取り上げたいことがもう1つあります。
正観さんはどの本でも「ありがとう」と言うことを推奨しています。
いいことがあったら「有難いな、ありがとう」と思えます。いいことが無くても平凡も「有難いな、ありがとう」と思えたらもう完璧、と思っていました。当たり前を有難いと思えるなんてレベル高いと。しかし正観さんに言わせるとこのレベルは中級なのです。では上級はと言うと「不幸だと思えることにも感謝する」。
10年前にこの本を読んで以来ずっと「ありがとう」を心がけてきたと自信が少しあったけれど、上級レベルを全く実践できていなかったことが発覚しました。不幸だと感じる出来事があっても「五戒」を言わず感謝します(宣言)
2章 喜ばれる存在になる
やっと2章に入りました。この章でも色々取り上げたいのですが1つに厳選しました。それは「頼まれごとは断らない」です。正観さんによると、選り好みせずに頼まれごとを引き受けていると「喜ばれる存在になれる」そうです。
人間には「人に喜ばれると嬉しい」という本能があるので、「喜ばれる存在になる」ことはとても幸せなこと。
「この世に生を受けた目的とは、いかに喜ばれる存在になるか、ということです」と正観さんは断言しています。
面白いと感じたのは、頼まれごとを引き受けていると、そのうちそれが仕事になることもあるということです。人から何かを頼まれるのは得意な事、上手な事、好きでやっている事だったりします、何度も頼まれるうちに天職に気づくこともあり得るのでは。
けれど何でも引き受けていては借金の保証人にもならなければいけません。正観さんは断っても良いケースをちゃんと教えてくれています。
①借金は断っていい (お金に用があるのであってその人に用があるのではない)
②「自己嫌悪」が大きいときは断っていい (あまりにも犠牲が大きく後で後悔するようなこと)
③能力的にできないことは断っていい (100キロの荷物を持って等)
④たんなる数合わせは断っていい (10人で予約していたのに1人キャンセルがでたから等)
⑤先約がある場合は断っていい
このガイドで判断すると本当に必要な頼まれごとが集まってくるので安心です。
昔は選り好みで断ることをたくさんしてきたなと大反省しています。
第3章 お金に好かれる習慣
正観さんがお金について語るとき、かならずトイレが出てきます。わたしは10年前にこの本を読んでから、ひたすらトイレの蓋を閉め続けてきました。何故かというと「お金持の人の共通点はトイレの蓋を閉めている」と書いてあったからです。今回読み返して(しまった)と思ったのは閉める前に「ピカピカにしてから」という条件をしっかり出来ていなかったことです。「トイレの掃除をするとお金に困らない」は正観さんの有名な見解なので、ピカピカにしないでただ蓋を閉めていただけでは効果は期待できないのでした(10年前のわたしに伝えたい)
第6章 「ありがとう」の奇跡
第4章「子ども」が輝く子育て、第5章「病気」は身体からのメッセージ、もとても素晴らしい内容ですが、1章で白熱してしまいいくつも取り上げてしまったので泣く泣く第6章まで近道します(本さんぽなので)
6章はこの本で最も正観さんが伝えたいことだと思います。
「努力」の反対語は?と聞かれたら何と答えるでしょうか?反対語は「怠惰」だと言われれば(そうだそうだ)と納得します。正観さんは「努力」の反対語は「感謝」だと言うのです。(えっそうなの?)と少し脳がバグる感じもします。でも答えは「怠惰」と言われると(はい、そうですね、すみません)と胸が少し苦しい気持ちになりますが、「感謝」と聞くと目の前がパぁ~と明るくなった気持ちになります。
「自分の力」などでは無く「周りの人によって生かされている」と気づけることが大切。
「人生は「修行の場」としてではなく「感謝の場」として存在する」という正観さんの言葉に救われる思いです。
第7章 人間関係が楽しくなる
人間関係は常に付きまとう悩みの代表格です。自分の置かれた環境が嫌で逃げ出しても、新しい環境で同じような人と出会ったりします。相手を変えようとするモードが自分の中にある限り同じパターンは繰り替えされるのかなと思います。
正観さんは相手を変えるのではなく視点を変えることをこの章で提案しています。特に「5次元的解決法」はとても参考になります。何かの問題に出会ったとき学校では次の3つの解決方法を教えられるそうです。
①「戦うこと」⇒相手を説得し、屈服させて、自分の意を通す
②「逃げ出すこと」⇒嫌いな人、苦手な人がいるから会社を辞める等
③「我慢する」⇒しょうがないと我慢する
これらは三次元的解決法
④「気にしない」
これは四次元的解決法
⑤「気にならない」が正観さんのススメる五次元的解決法です。出来事を「はじめから問題だと感じない」という解決法で「問題を問題だと認識しなければ、問題を生み出さない」という考えだそう。
これはさすがにハードル高めだなとわたしは思ってしまいます。トライはしてみたいと思います(弱気)
第8章 すべてを受け入れる
最後から2番目の章はだいぶ悟ったお題になっています。1章~7章まで実践を続けることで8章の境地が見えてくるのでしょう(遠い目)
この章のお気に入りは「現象や出来事に幸も不幸もありません。自分が「幸せだ」と思った瞬間に、そう思った人にだけ「幸せ」が生じるのです」です。
10年前は(そうは言っても周りのコレコレが悪くて)と納得できかねる部分があったけれど、今は正観さんに100%同感です、歳をとったからかな。
第9章 「神様」を味方にする
ついに最後の章には「神様」というワードが堂々と出てきます。この章に出てくる「そこから先は神の領域」と言う言葉が大好きです。やれることはやって、結果には執着しない。その心意気がとてもカッコイイ。
人はついつい結果に注文をつけたくなります。例えば「病気になってたくさんのことを学びました。ありがとうございます」と「ありがとう」の法則を実践しても「なのでこの病気を治してください」とうっかり付け加えてしまいます。
「そこから先は神の領域」の生き方は病気を治してと注文しない、結果を100%神に委ねる生き方です。執着のない軽さ、緩さが大切なのかと思います。
小学生の時、毎晩寝る前に「お母さんが死にませんように、お父さんも死にませんように」と言っていたわたしの願いは神様にとってさぞかし重苦しく感じられたことでしょう。
おわりに
「はじめに」を読んだだけで正観さんがこの本で伝えたいことは書いてあると言いましたが、「おわりに」を読んだだけでも実は書いてあります。なので時間がある時は各章をゆっくり読み、日々の実践中に(あれ「五戒」は何だったかな?)と確認したい時には「はじめに」か「おわりに」をサラッと目を通すのが便利かと思います。
大切なことを何度でも確認できるようになっているところが親切です。
10年ぶりにこの本を読みなおして、やっていたつもりで出来ていなかったことがたくさんあり、再発見の連続でした。素晴らしい本は何年たっても素晴らしいんだなと感激しています。
今回の本さんぽはここまでです。
これからも古い本も新しい本も楽しんでさんぽしていきます

